最初は描くつもりなかったが12巻の感想記事を書く際に、喧嘩稼業自体の説明が長くなりすぎたのでいっその事こと記事を作りました
僕は一番好きな漫画というのが複数あります
その内の一つがこの作品「喧嘩稼業」
週間ヤングマガジン不定期掲載
週間少年ジャンプが生んだ問題児"木多康昭"による作品
喧嘩商売??とお思いの人
喧嘩商売が第一部でこっちが第二部とでも思ってもらえればいいだろう
刃牙で例えると「グラップラー刃牙」が終わって「バキ」になった感じ
ちなみにタイトルから察して頂けるように格闘漫画です
【最強の格闘技は何か!?】
を、テーマの一つにしている格闘漫画で
柔道、空手、ボクシング、少林寺、シラット、合気道、総合、プロレス、相撲、裏稼業、日本拳法…etc
の使い手が「我こそは最強」と思って何でもありの喧嘩ルールで闘う作品
喧嘩商売で24巻使って主人公が強くなるまでの話と、各キャラの掘り下げで
喧嘩稼業で満を辞して
掘り下げたキャラ同士で闘う「陰陽トーナメント」が開催されるのである
主人公は努力と卑怯でその強者たちが参加するトーナメントへの切符を掴む
喧嘩商売の前半はほぼギャグで
喧嘩稼業になるとギャグ回はほんの少し、僕の知る限り雑誌掲載時には皆無だ
単行本で犯罪sh、じゃなくてJKハンターのギャグ回が少しある程度
僕はパロディが好きなのかもしれない
●喧嘩稼業の好きなポイントとして
1.ファンタジーとリアリティのバランスが良い事
2.作者がひねくれている事
1.
格闘ものは数あるけど、格闘としながら意外とファンタジー要素が強かったりする
例えば
・殴ってコンクリが壊れる
・謎パワーや謎奥義で逆転
・受けたダメージ無視
・東京ドームの地下に闘技場がある
・妄想上のカマキリと闘う
…など
しかしせっかく漫画なのだ、これらを全て排しても面白くないだろう
ある程度非現実的でありながら格闘漫画という体裁を守ってくれればいい
今作品はある程度理屈で格闘しつつ設定が非現実的といったバランス
その中には「これはちょっと…」と思う所もあるにはあるが、個人的には許容範囲内ではある
他漫画ではホーリーランドや柔道部物語もバランスが良く、こちらはリアリティ寄りだ
2.
あとは作者のひねくれ…このひねくれっぷりが喧嘩稼業に一癖も二癖も与え、面白い漫画へと昇華させていると思う
どのくらいひねくれているかと言うと、ジャンプで連載していた「幕張」の作者と言えば通じる人もいるかと思う
あと凄く休載してかつ言い訳をする
(僕はその言い訳やクズっぷりも含めて好きである)
そして悪役に魅力があるという事
悪役、これが本当に卑怯で人間臭くて魅力的
「お金を稼ぐのは大変だけどやっぱやりがいがあるな…」
という台詞は、一見いい台詞に聞こえるが
親友を長い年月をかけて騙して殺して保険金を得ようとしている時の思考
そういえば同じく好きな漫画でスティールボールラン(ジョジョ7部)があるが、その作品も別の意味で悪役が魅力的だ
とまあ力説したが実はそこまで好きだー!!と大手を振って言えない作品でもある
特に可愛い女子には言いたくない
人格を疑われそうなので(汗
と、そんな感じです
単行本が出たりしたら都度、記事を上げていきたいと思います