安心して下さい。ネタバレは回避しますから
アリ・アスター監督
スウェーデンの夏至祭を題材にしたホラー映画(ググったらドラマ・スリラーとある)
ラジオ「アフターシックスジャンクション」
通称『アトロク』でライムスター宇多丸が監督インタビューしていて興味が出たので見る事に
ちなみに私はライムスター自体ファンです
画像はヒグチユウコ氏による日本限定のアートポスター、綺麗でお洒落で気持ち悪くて凄く気に入ってます。
では早速、端的な感想をいくつか挙げます
『ホラー映画ではない』(良い意味です)
『玄人向け』
『ネタバレは見ない方がいい』
『ラリってから見るべし』
では下記にて、それらの理由をやや詳しく書きます
大した事書いてないのでここまでで切り上げて頂いてもおけまる水産です(死語)
ただこれから見るって方は楽しみ方の参考に…少しくらいはなるかと
ホラー映画ではない
これは良い意味で言ってます。
スリリングな描写もたっぷりありつつ、そのドラマ性や芸術性、気色悪さはホラー映画と簡単に済まして良いものかと思っています。
でも割とホラーとして銘打たれてるのでそれを期待して見る人は多いでしょう。
だから言います「ホラー映画ではない」と。
僕は渋谷で見たので若い客層が多かったけど、聞き耳を立てると「面白くない」と言う意見が多か…
いえ"しか"なかったです。
まあたぶんガチ勢は1人で来てるから見終わってすぐ感想言うなんて事はないでしょうが…
ちなみに僕がなぜホラー系が苦手かと言うと怖いだけで面白くないからです。
この僕の価値観は食べ物にも通ずるんですが…
辛いだけで美味しくないのは苦手と言うか食べないです。痛いし疲れるし。
今回のミッドサマーは食べ物で言うと『甘辛い』。
ちょっとした怖さがスパイスになっていて面白味がちゃんと分かる。そんな映画でした。
もっと詳しく食べ物に例えると甘味も辛味もあるけどどちらも薄く、ただ出汁や隠し味が見え隠れしている。そんな味です。The「塩気」が好きな人には物足りないハズ
あとは単純に怖いから。
夜とか想像したら夢にまで出ちゃうじゃん?
ネタバレは見ない方がいい
これは当然でしょ!
と思う人もいると思いますが、僕はネタバレ余裕で見る派です。
見た上でストーリーでそれをなぞって楽しむタイプです。
ネタバレだけじゃ全容は分からないのであらすじ感覚でネタバレを見ます。ただここまで見るとヤバい!と言うのは肌感覚であって、全ては見なかったりするんですけどそれはまあどうでも良いですね(^q^)
そう言った僕と感覚を同じくする人もネタバレ回避推奨です。
この作品はどうやら凄く深いみたいなんです…
ルーン文字の意味、描かれている絵の意味、元ネタは、こんな隠れ描写が…など!
たぶんネタバレ見る派はそう言った要素を一回の視聴で理解しようとするんです!でも無理です!!
そんな所ばかり探してしまって肝心のストーリーに没入出来ませんでした。
皆さんは横着せずに一回目はストーリーに没入して、二回目でより深く理解しましょう。
あとネタバレで見るホラー要素は過激に見えるんですが、
実際ストーリーを追っていくとある程度予定調和なので、思ってたほどそのスパイスは刺さらないんです。
変に驚かさないのは良いところだと思うので予定調和がダメと言う意味ではないです。
玄人向け
素人?の自分が楽しめなかったからの言い訳ではない。
これは前述したこの作品を食べ物に例えたら…
と言うのがそのまま説明になると思う。
"もっと詳しく食べ物に例えると甘味も辛味もあるけどどちらも薄く、ただ出汁や隠し味が見え隠れしている。そんな味です。The「塩気」が好きな人には物足りないハズ"
素人でも出汁や場合によっては隠し味での味の変化にも気付くかもしれない。
ただこれはより洗練された甘味で、剥き出しのスパイスに…だけど塩胡椒なんてのは入れない。出汁はややハッキリしていて、隠し味がいくつか…
え?美味しそう?…確かに。
でもこと映画においてその良さを知るにはある程度目が肥えていないといけないのかなと。
たぶん
ラリってから見るべし
この映画は天然モノの薬が出てきます。ハーブとかね
主人公がそれでキマる描写が何回かあるんだけどそれが割とリアリティがあって、単に一緒にグルグルしたら楽しいだろうな…って
(※アルコールでそうなった時の事を言っています。)
まとめ
そういえば女性が主人公で、その彼氏や友達が所謂「男の嫌な部分」を絶妙に体現していて
主人公も「あ〜この感じありがち」みたいな変な空気感になる部分もあるので、女性の方が楽しめる気がする
たぶん
という事で終わりです
メイザフォースビーウィズユー